メディアアワード新人賞受賞者のお悩みを、「かん吉」さんによるサイト診断の結果とともにお届けします。今回は、特化ブログに雑記記事を作る際の注意点について、「Webライターの地図」さんからのご相談です。

※メディアアワード 2021上期 結果発表ページはこちら

各記事ともに、非常に書き込まれています。行間から熱量を感じます。なかなかネットに出てこない、自分自身で構築したノウハウも惜しみなく紹介されています。Webライター向けの第一人者になろうという、じゅんさんの気概を感じます。

これほどの内容の厚い記事を書けるのは、じゅんさんがWebライターとして実際に活躍されていること、よりよいWebライターになるためにいろいろな知識を吸収して、自らチャレンジしているという経験がベースにあるからです。

「小学生にもわかる文章を」を意識とされているとのことで、文章が分かりやすいです。Webライターとしてもブロガーとしても、重要なスキルですし、ブログの信頼性につながります。

これからも、Webライターとしてのスキルを研鑽して成長し、そのノウハウをできる範囲で公開していくことが、じゅんさんの目標につながると思います。

ブランドを築くには時間が必要

じゅんさんの目標は、副業Webライターを目指す人が、いの一番に読む代表的なブログにするということ、そして、ブログをもとにした書籍の出版を目指していると聞きました。

現段階では、目標に対して、ブレなく進めていると思います。ただ、いまのままでは、物足りない部分もあります。

ひとつは、実績不足です。仕事の実績と依頼ページを拝見させていただくと、本格的に副業Webライターをはじめたのが2020年7月からということで、まだ1年ほどです。

いまの時代は、ネットに情報があふれているので、やり方さえ間違えなければ、あっという間に専門家の一歩手前まではたどり着けます。いわゆる「知の高速道路」が敷かれている状態です。

ところが、現状、高速道路の出口が渋滞しています。そこを打破する方法はいろいろあると思いますが、一番確実なのは「時間」です。長く続けている事実は、しっかり仕事ができているという信用になります。

どれくらいの期間で信用が生まれるかというと、人によって感じ方は差があると思いますが、「石の上にも三年」という言葉にもあるとおり、おおよそ3年と考えておけば間違いないはずです。

仕事をしっかり続けていれば、実績も増えて、スキルも向上します。ぜひ、時間を味方につけられるよう、継続的にじっくりとWebライターのお仕事に取り組んでください。

プロフィールをより詳しく

じゅんさんが、どんな人なのか、わかりにくい気がします。プロフィールには、外資系サラリーマンとあります。外資系というとキレキレのできるサラリーマンをイメージしますが、Twitterのプロフィールには「国語苦手、作文大嫌いだった僕でもWebライターで稼げるようになりました」とあります。じゅんさんの人物像にブレを感じます。

プロフィールは、各メディアでバラバラにせず、統一した方がいいと思います。ブログのプロフィールは長く書けるので、過去の経歴も書いて、上手にいまのプロフィールにつなげられるといいですね。

たとえば、子供の頃から国語が苦手で、大学は理系に進学。就職した外資系企業では、レポート作成スキルを徹底的に仕込まれる。さらにウェブマーケティングを独学で勉強して、Webライターとしての土台を築いた。国語苦手、作文大嫌いだった理系の私でもWebライターになれました。

のような、プロフィールがあれば、読者は「なるほど」と納得してくれるでしょう。

自分の成長をコンテンツにしよう

ブログ記事の書き方のひとつに、自分の成長の記録を書いていくというものがあります。

じゅんさんの場合、Webライターの活動をはじめて1年ということで、まだ成長過程だと思います。今月は何件受注できて、何件納入したなどの情報を紹介していくのも面白いです。

リアルタイムなので、同じ目標を持っている人にとっても励みになります。今後、ある一定のレベルに到達すれば、成功へのストーリーとなります。

守秘義務などの関係や、クライアントさんがブログを読んでいたりすると、書きづらいことも多いかもしれませんが、読み手にとっては貴重な情報になります。

テーマ以外の記事は慎重に

ライフハックや書評などの記事も書いていきたいということですが、なるべくWebライターとしての成長に関連するような記事にしていくことをおすすめします。Webライター目線で、Webライターの考え方やライフスタイルがにじみ出るといいです。

たとえば、ビジネス本の書評であれば、本の内容の一部をWebライター業務の改善につなげてみる。ライフハックであれば、時間の節約技で、ライター業務の時間を確保するなど。

一見なにも関係なさそうな分野の知識を無理やり結びつけると、面白い記事になることが多いです。

日記のような記事があってもいいかもしれません。このブログはどんな人が書いているのかを、読者は気にします。日々の生活の中の、ちょっとした面白いエピソードを記事にすれば、じゅんさんの人となりが伝わります。

もし、熱中している趣味などがあれば、その様子を紹介してもいいでしょう。

あくまで、日記記事は「Webライター第一人者が日々どんな暮らしをしているのか」を伝えるものであって、メインはWebライティングに関する記事です。おおむね5-10記事につき1記事くらいが妥当でしょう。

写真は自前でも撮っておく

有料画像を使おうか迷っているとのことですが、予算に余裕があるのであれば、利用してもいいでしょう。ただし、ブログ記事中に挿入する画像であれば、無料レベルで十分だと私は考えています。

一番いいのは、「自分で撮影した写真」です。完全にオリジナルなので。無料写真は、ほかのブログでも利用されていることも多く、既視感が出てしまうことがあります。

最近のスマートフォンは、カメラの性能が非常に高いです。気になるものはメモ代わりに、どんどん撮影しておきましょう。

最近のスマホは、スマホ内の写真をキーワードで検索できます。欲しい画像に関するキーワードで検索すれば、記事の内容に合った写真を探せます。

商業出版は「コネ」が一番

ゆくゆくは商業出版を目指したいとのこと。商業出版は専門家になるためのプラチナチケットといってもいいでしょう。もしWebライターに関する本を出版できれば、Webライター専門家としてのブランドとなり、活動がしやすくなります。

商業出版はなかなか難しいですが、おすすめとしては、出版社の担当者を知人経由で紹介してもらうことです。イベントなどに積極的に参加して、知り合いが増えてくれば、出版経験があるブロガーさんが紹介してくれたりします。そのような「コネ」を作る、ということを意識して行動していただければと思います。

また、ブログ記事がネット上で注目され、出版社の目に止まり、その記事の内容をコンセプトにした本を出版するケースもあります。世の中で実際に注目されているので、需要があることは明確です。

ブログ記事を書く際も、書籍化を意識した記事を定期的に投稿するといいと思います。

電子書籍で自分で出版という方法もありますが、こちらは第三者から認められた出版ではないため、自身のブランドにはつながりにくいです。ものすごく売れて、ランキング上位になれば別ですが、電子書籍は最終手段と考えておくといいでしょう。

まとめ

Webライターとしての技量の高さを利用して、自分でメディアを立ち上げてしまうというアイデアもあります。

と思ったら、農業関連のブログを立ち上げられていましたね。家庭菜園などは、アフィリエイト的には穴場のジャンルです。収益化を狙ってみてはいかがでしょうか。

プロフィール 菅家 伸(かん吉)

デジタルハリウッドSTUDIO静岡講師。日本アフィリエイト協議会理事。

「わかったブログ」(外部リンク)「カエレバ」(外部リンク)を運営。趣味のマラソンはベスト3:01’04。著書の「ゼロから学べるブログ運営×集客×マネタイズ 人気ブロガー養成講座」は、重版が続いている。