かん吉さんに執筆いただいた「読者の興味をひく5つのタイトル作成法」について、お届けします。タイトルは本文よりも大切です。「えっ?」 と思うかもしれませんが、記事の内容がどんなに素晴らしくても、タイトルが悪いと読んでもらえません。
うまいタイトルが付けられないのは、そもそも記事のコンセプトが曖昧だったり、ブレていることが多いです。読者を引きつける、具体的なテクニックを5つご紹介します。どれも簡単に使えるものばかりです。ただし、多用すると読者に飽きられます。使いすぎに注意しましょう。
目次
タイトルの重要性を理解しよう
記事のタイトルは、記事の内容と同じくらい重要です。なぜなら、読者は記事のタイトルを読んで、本文を読むかどうかを判断するからです。
ソーシャルメディアのタイムラインや、RSSリーダー(※)では、タイトルだけが流れてきます。タイトルが弱いとクリックすらしてくれません。 ※RSSリーダーとは、Webサイトが公開している「フィード」(feed)と呼ばれる更新情報を受信し、掲載されているWebページへのリンクなどを分かりやすく一覧表示するソフトウェア
「タイトルなんかより、本文が面白ければ問題ない」と考える方はいるでしょう。しかし、どんな素晴らしい内容の記事でも、読まれなければ、自己満足で終わってしまいます。記事タイトルは重要です。
記事タイトルは、記事のコンセプトを示すものです。記事タイトルが面白くないのは、記事のコンセプトが曖昧だったり、ブレているのです。
紹介記事のタイトルを商品名ではなく「将来の快適な生活」にしてみる
たとえば、ワイヤレスマウスの便利さを伝える記事を書く場合、「ロジクールLXP-20がすごい便利な件」のような、商品名をメインにしたタイトルをつけがちです。ブログ界隈では、タイトルに商品名を入れることが、常識となっています。商品名で検索エンジンのランキング上位に表示されると、アフィリエイトの成約率が高くなるからです。
しかし、商品を知らない人には何のことだかわかりません。ソーシャルメディアでタイトルが流れてきても、「自分には関係ない」とスルーされがちです。検索エンジンで上位表示できればいいですが、商品名のキーワードは大手ネットショッピングモールも参戦する激選区です。
上位表示できなければ、検索エンジンからのアクセスはなく、ソーシャルメディアやRSSリーダーでもスルーされてしまいます。誰にも読まれない記事のできあがりです。商品名による検索エンジンからの集客はひとまず置いておいて、記事を読みたくなるタイトルを考えてください。商品名ではなく、商品を購入したあとに実現する、快適な生活をイメージできるタイトルがいいでしょう。
前述のワイヤレスマウスの記事タイトルは、「いつもマウスコードがグチャグチャになってお悩みのあなたへ」はどうでしょうか。
出典:「ゼロから学べるブログ運営×集客×マネタイズ 人気ブロガー養成講座|菅家伸」
読者の興味を引く5つのタイトル作成法
読者を引きつける、具体的なテクニックを5つご紹介します。どれも簡単に使えるものばかりです。ただし、多用すると読者に飽きられます。使いすぎに注意しましょう。
興味を引くタイトル作成法(1) 「あなたの~」からはじめる
「あなたのいまの仕事、10 年後に食える仕事ですか?」のタイトルが目に入ったら、ドキッとしませんか?
出典:「ゼロから学べるブログ運営×集客×マネタイズ 人気ブロガー養成講座|菅家伸」
ブログタイトルの最初の部分を「あなたの~」から始めるテクニックを使うと読者に自分に関係のある話題のように感じさせることができます。多くの人が興味を持ち、読んくれるでしょう。
興味を引くタイトル作成法(2)コンプレックスを刺激する
読者のコンプレックスを刺激するタイトルは、読まれやすいです。「あなたのいまの仕事、10年後に食える仕事ですか?」は、自分の仕事の質に不安を感じているサラリーマンのコンプレックスを刺激しています。
興味を引くタイトル作成法(3)タイトルの最後を「~の方法」「~の理由」にする
「~の方法」「~の理由」は、読者の知的好奇心を強く刺激します。手っ取り早く、役立つ知識を身につけたい人々の欲望をうまくキャッチできます。
興味を引くタイトル作成法(4)数字を入れる
タイトルに数字を使うと、説得力がアップします。たとえば、「あなたのブログが読まれやすくなる方法」よりも、「あなたのブログが7倍読まれやすくなる方法」の方が説得力があります。
興味を引くタイトル作成法(5)有名なキャッチコピーを真似る
有名やキャッチコピーや書籍名などを真似る方法も有効です。
書籍「会社人生で必要な知恵はすべてマグロ船で学んだ(毎日コミュニケーションズ)」の書名を参考にして、「ウェブ開発で必要な知恵はすべてブログ運営で学んだ」のタイトルはどうでしょう?
まとめ
読者の反応が良くなかったら、タイトルを書き換えて、再投稿してみるといいでしょう。どんなタイトルが読者の目を惹くのかを、実感しながら学べます。
プロフィール 菅家 伸(かん吉)