前回の記事「レビューの書き方1 購入の後押しをする内容にする」に続き、レビューアフィリエイトの重要な要素の1つである「写真」について、株式会社だいすきラボの近藤愛さんに執筆いただいた記事をお届けします。
レビュー記事に必要な写真
初心者向けのアフィリエイトセミナーをやっていると、質疑応答の時間に必ずと言っていいほど、「写真が綺麗じゃないといけませんか?」「高いカメラを買った方がいいでしょうか?」といった類の質問をいただきます。
これはなかなか難しい問題…。わたしはいつもこう答えています。「それは、『結婚相手はイケメンがいいと思いますか?』という質問に似ています」。つまり、「顔が良い(写真が綺麗)に越したことはないけども、最重要事項ではない」という感じでしょうか。
…というワケで、今回は「カメラテクニックは関係ない?! 本当の意味でアフィリエイトサイトに必要な写真とは?」というお話をしたいと思います。まずはシンプルに、「レビュー記事に必要な写真」について考察してみましょう。
それは大きく分けて2つ、考えられます。
カタログ写真
→商品の全体にピントがあった、商品の様子や、スペックがわかるようなもの
イメージ写真
→その商品、サービスを使用しているシーン、場面をうつした写真
アフィリエイト記事に必要な写真とは
以上の考え方に、「アフィリエイト」的視点を足してみましょう。「単なるブログ記事」から「戦略的アフィリエイト記事」への脱却を図ります! 「レビューの書き方 ~だいすきラボの場合~」で説明した通り、アフィリエイトサイトに欠かせないのは、私たちメディア側の視点だけでなく、ユーザー側からの視点が重要になってきます。
ここでも、「ユーザーターゲットを明確にしておく」「真剣にユーザーの立場に立って考える」ことが必要になってくるわけです(詳しくは前回記事)。
メディア側の視点
→自分たちが考える、その商材やサービスの“ウリ”がよくわかる写真
ユーザー側の視点
→買い手側から見た、その商材やサービスの“ウリ”、もしくは購入を躊躇するような疑問点の解決になる写真
例えば、同じ女性服のレビューをする場合でも、ユーザーターゲットが若い女性なのか、年配の女性なのか…で、強調してアピールする箇所が変わり、それによって撮影する写真も変わってくるはずですよね。
また、ユーザーターゲットの立場になってそのニーズやウォンツを考え、購入を躊躇する疑問点の解決を導き出し、それを手助けするための写真を用意することも、アフィリエイト記事には欠かせません。
効果的な写真例
以上の考え方を踏まえ、主に、「疑問点の解決」において効果的な写真例を挙げてみます。
コスメのトライアルセットを旅先で撮影する
→ユーザーによって写真を変える例の1つ。同じ商品でも、例えば、「旅行情報サイト」に掲載する場合だと、「コスメサイト」に掲載するような、単純なレビュー写真以外に、「旅行に便利である」というメリットが強調されたような写真が必要になっています。
黒い洋服の生地のテクスチャを写す
→色の暗い洋服などは、ECサイトの商品画像では、生地のテクスチャがわかりづらい事が多いです。「疑問点の解決」の1つ。
雑貨、文房具などの大きさがわかる写真
→ECサイトではわかりづらい、商品そのものの大きさをイメージできる写真。例では収納やコレクションボックスとして使えるアクリル商品を撮影しています。モノを収納した様子だけでなく、使用シーンを撮影すると、さらにユーザーの購入意欲を刺激することもできるので伝わりやすいです。
皮製品の経年変化がわかるような写真
→商品の消費や劣化、変化などもECサイトの説明には掲載されていない情報です。特に革製品などは効果があります。ユーザーが本当に知りたいことに答える写真です。
まとめ
というワケでいかがでしたでしょうか。今日説明したような写真は、高価なカメラや写真テクニックはさほど必要ありません。
スマートフォンでも撮影可能です。アフィリエイトを始めたばかりの人は、無理をせず、成果が出始めてから、カメラや写真教室に投資するのがオススメですよ。まずはアフィリエイトに必要な考え方の習得が先決! 頑張りましょう。
ブログ型アフィリエイトのコツは「信頼」にあり!
プロフィール 株式会社だいすきラボ 近藤愛さん
愛媛県出身 同志社大学商学部卒
・2007年ブログ開始
・2008年専業に
・2009年法人化
30代~40代女性ターゲットの個人ブログ・アフィリエイターとして業界の第一人者。
OL時代、副業で始めたブログからの収入が本業の10倍を超え、独立・法人化。
野菜ソムリエ、温泉ソムリエでもある。
WEBマガジン「35-45WOMAN」編集長
日本アフィリエイト協議会 理事