メディアアワード新人賞受賞者のお悩みを、「かん吉」さんによるサイト診断の結果とともにお届けします。今回は、アフィリエイト運営のモチベーション維持について、「ふるれびゅ」さんからのご相談です。

※メディアアワード 2021上期 結果発表ページはこちら

まず、サイトを拝見した感想ですが、全国のふるさと納税返礼をトピックごとにわかりやすくまとめられており、すべてを網羅しているわけではないですが、人気のあるジャンルや、気になる商品に絞ってまとめられていて、読みやすいです。

デザインも工夫されていて、読者は欲しい情報を見つけやすくなっており、大手メディアと遜色ないと思います。思いを込めて、丁寧に立ち上げてきたブログであることが、ひしひしと伝わってきます。

「ふるさと納税関連の仕事について5年」というプロフィールのくだりもいいですね。専門性、権威性を上げています。もう少し具体的だと、さらにいいと思います。プロフィールページを別途作ってもいいでしょう。

モチベーションはお金とコミュニケーション

まずは、ご相談いただいた「アフィリエイト運営のモチベーションの維持」について、アドバイスをさせていただきます。

ふるさと納税の情報は毎年少しずつ変わっていくので、情報を定期的に更新する必要があります。「ふるれびゅ」さんが心配しているとおり、モチベーションの維持は大切です。

モチベーションの維持は大変ですが、モチベーションを維持するためには「自分が好きなこと、得意なことに関わっている」という気持ちを持つことです。好きなこと得意なことであれば、労をいとわず、エネルギーを注ぎ込めます。

「ふるれびゅ」さんは、ふるさと納税関連の仕事に携わっているとのことで、ふるさと納税については得意分野のはずですので、モチベーションの維持はしやすいと思います。

しかし、それだけでは続かないこともあるでしょう。モチベーションをさらにブーストするためには「お金」と「読者からの励まし」が必要になると思います。

心理学の研究では、褒められることは脳にとって、お金を貰うことと同じ作用があることがわかっています。

焦りは禁物ですが、なるべく早く、ある程度の報酬を得て、読者からの反応が届き始めるレベルに達したいです。

TwitterなどのSNSで、ふるさと納税返礼品について、定期的につぶやくことは効果的だと思います。とくに新しい情報は、サイトの更新と同時にSNSでつぶやくと、早く読者に伝えられますし、読者からの反応も得やすいです。女性ユーザーが多いInstagramも面白いかもしれません。

オリジナルなレビュー記事は差別化しやすい

ここからは、モチベーションを維持するために必要なお金の部分「収益の拡大」についてお話をさせていただきます。

還元率やコストパフォーマンスのランキングといった、情報を調べてまとめた記事だけではなく、実際に食べてみたレビュー記事が多いこともいいです。レビュー記事はオリジナルなコンテンツになりますし、運営者の人柄もにじみ出てくるので、ほかのサイトとの差別化になります。実際に食べている風景や、利用しているときの状況が分かる写真がもっとあるといいですね。

そのため、返礼品の写真はたくさん撮っておくことをおすすめします。もし自分だけでカバーができないようであれば、実際にふるさと納税を利用しているほかのブロガーやライターの方に、記事を書いてもらってもいいでしょう。もちろん謝礼は発生するので、ある程度報酬が見込めるようになってからになります。

ショップへのアフィリエイトリンクは複数掲載する

ショップへのアフィリエイトリンクは複数掲載した方が、アフィリエイト報酬を効率よく増やせます。量販品を紹介する場合は、Amazonだけでなく、楽天、Yahoo!ショッピングのリンクも掲載します。

いつもAmazonを利用する人はAmazonで購入します。楽天ポイントを集めている方は楽天市場、SoftbankユーザーはYahoo!ショッピングで買おうとするでしょう。

ふるさと納税も同様に、いつも使い慣れているサービスで手続きをおこなう人が多いです。

そのため、楽天だけでなく、ふるさとチョイス、ふるなび、さとふる、au PAYなど複数のアフィリエイトリンクを設置しましょう。手間はかかりますが、効果は大きいと思います。

バリューコマースでは、複数の広告主のアフィリエイトリンクを同時に表示できる「MyLinkBox(マイリンクボックス)」という便利な機能があります。こちらもぜひ参考にしてみてください。
参考:管理画面ガイド「MyLinkBox」

ランキングコンテンツには根拠を示す

還元率ランキングは、ランキングの根拠を明記したほうがいいです。全ふるさと納税返礼品のベスト20なのか、楽天、さとふる、ふるなびなどでのベスト20なのか。

その際、根拠のないランキングは、景品表示法に違反する可能性がありますので、ご注意ください。

水平展開で一年中報酬を得る

ふるさと納税が大きく動くのは年末となります。通年で報酬を得るためには、各々の季節のイベントに合わせて、おすすめの返礼品を紹介する記事を投稿するなどの工夫が必要になるでしょう。

また、今回立ち上げたブログの経験を活かして、別のテーマのブログを立ち上げてみてもいいでしょう。ふるさと納税の繁忙期は年末なので、別の季節、もしくは通年で売上が期待できるテーマがいいですね。

例として、母の日や父の日、お中元、バレンタインデーなどで、興味があったり、得意な商品ジャンルや高額商品にしぼったサイトにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

個人ブログもおすすめ

個人ブログ(雑記ブログと呼ばれることが多いですが、私はあえて個人ブログと呼んでいます)を立ち上げるのもおすすめです。

「ふるれびゅ」さんのライフスタイルを軸に、記事を書いていきます。ジャンルにとらわれず、自由に書くことができます。とはいえ、個人ブログはつかみどころのないブログになってしまうこともあります。なんらかの「軸」があった方がいい場合があります。

私のおすすめは、他の受賞者にもおすすめしましたが「節約」をテーマに入れることです。ふるさと納税も節約の一種ですし、クレジットカードや化粧品の無料サンプルキャンペーンなど、高単価の案件を扱うことができます。お金を多く払いたい人は、そう多くは存在しませんので、大きな需要のあるテーマです。

また、個人ブログを運営していると、思わぬジャンルの記事が多く読まれたりします。そのジャンルをピックアップして、今回のふるさと納税サイトのように個別のサイトとして仕立て上げることも可能です。個人ブログは、アンテナとしても利用できるのです。

電子書籍化の可能性

電子書籍を出版するという方法もあります。ブログで紹介した内容を電子書籍としてまとめます。

電子書籍と聞くと難しそうですが、データはWebのHTMLと同じなので、意外と簡単です。ワードやテキストアプリで作れます。

Kindleであれば、印税を70%で売ることが可能です。300円ほどで販売しても、200円ほどの印税をもらえます。2,000円の本の印税と変わりません。

ふるさと納税の情報は毎年変わっていくので、2021年度版、2022年度版と、毎年出版していくことができるため、一定の需要はあると思います。

まとめ

非常にレベルの高いサイト作成能力を持っていらっしゃいます。アフィリエイトの収入は、運営サイト数に比例することが日本アフィリエイト協議会の調査で分かっていますので、ほかのジャンルのサイトや、ブログの運営にもぜひチャレンジしてみてください。
参考:アフィリエイト市場調査2020を発表 ~月1万円以上の収入割合は過去最高13.3%~(外部リンク)

プロフィール 菅家 伸(かん吉)

デジタルハリウッドSTUDIO静岡講師。日本アフィリエイト協議会理事。

「わかったブログ」(外部リンク)「カエレバ」(外部リンク)を運営。趣味のマラソンはベスト3:01’04。著書の「ゼロから学べるブログ運営×集客×マネタイズ 人気ブロガー養成講座」は、重版が続いている。