アフィリエイトに興味はあるものの、サイトをどう作成してよいかわからない、うまく稼げていないと悩んでいる方も多いのではないでしょうか。今回はそんなアフィリエイト初心者のあなたに、確実に稼ぐために覚えておくべきサイト作りの基本をお教えいたします。これまでに何となく、やみくもにサイトを作っていた方は必見です。

目次

サイト設計をして必要なサイト構造とページ数を把握しよう

あなたは自分のサイトの完成形をイメージできていますか?

もしイメージできていない場合は、サイトの完成予想図を設計してみましょう。具体的に言えば「誰」をターゲットに設定し、「何」をテーマ(キーワード)にし、「どれくらい」の数の人をサイトに集めたいのか。そして、サイトを閲覧したターゲットに「どのような」行動(問題解決、お店予約など)してもらいたいのかを考えてみましょう。

アフィリエイトで言えば、リンクを踏んでもらって購入するのが大前提です。この部分を明確にすることで、サイト全体で必要となるテーマ(記事、ページ)数ほか、サイトの全体構造がみえてくるはずです。付け加えれば、やみくもに無駄な記事を書かなくて済むことにもなります。

なお、サイトで一定の評価を得るには、ある程度の規模、つまり一定量のページ数が必要だということも理解しておきましょう。なぜなら、サイトそのものの情報量や累積PVが、検索エンジンから「信頼あるサイト」「そのジャンルにおける権威あるサイト」という評価につながるからです。また用意したページ数の分だけ、任意のキーワードで検索した人のサイトへの流入口となる可能性が高まるからです。

だからといって、同じ内容、同じテーマ、キーワードで中身を少し変えただけの記事を量産してしまうと、検索エンジンから低品質な記事を量産しているとみなされペナルティを受けることがあります(例:〇〇匂い、〇〇臭い、〇〇香り)。そのため、ターゲットの検索目的が同じようなキーワード、テーマは1記事に集約するのがベターです。

SEOやトレンドを意識してアクセスアップを狙おう

全体設計が固まり、何を書くか、どれだけの量を書くかが決まったら自由に書いて終わりか、というとそうではありません。Web上に公開する以上、Webのルールや傾向などを踏まえることが、“サイトの効果”を出すうえで重要かつ有効です。

そこで覚えておきたいのが「SEO」と「トレンド」という言葉。これらを意識しながら記事作成することで検索エンジン(Yahoo!やGoogleなど)で上位表示されやすくなり、より多くのユーザーからアクセスを集められます。それでは「SEO」と「トレンド」について、一つひとつ簡単に説明していきます。

SEOとは、”Search Engine Optimization” の略であり、検索エンジンの最適化を意味する言葉です。言い換えれば、検索エンジンのルールや傾向を知り、それにあった対策をすることをいいます。SEOについてここですべてを書ききることはできませんが、この記事中で覚えておいてほしいポイントは3つです。

(1)Web上に数多くある情報群から自分の記事を読んでもらうには、検索キーワードを想定して作成する。作成した記事は検索結果で上位表示されないと読まれない

(2)検索エンジンは、検索したターゲットにとってためになる情報を、検索結果の上位に表示する

(3)ターゲットにとってためになる情報の指針として「オリジナルである」「正確で詳しい情報が書かれている」「多くの読者から評価されている」などがある

検索キーワードで上位表示されないと記事を読んでもらえない
インターネット・マーケティング・ニンジャズ社による、2017年時点のGoogleの検索結果におけるクリック率(CTR)に関する調査レポートによると、検索結果で一番上に表示されたとき、ユーザーからクリックされる確率は21%というデータがあります。以下、2位のCTRは約11%、3位以下のCTRは1桁パーセント台(3位でも7.57%)、検索結果の2ページ目にある20位まで1%台とかなり低い確率であることがわかっています。

SEOとは検索エンジンに対する最適化対策です。検索エンジンのルールを知り、狙ったキーワードで上位表示を目指すことです。どれだけ良いものを作ったとしても、上位に表示されなければ、100人中1人も見てくれない可能性があるということ。もちろん、上位に表示されることは簡単ではありませんが、上位表示させることの重要性についてあらためて理解していただければと思います。

検索エンジンは、どんな記事を検索上位に表示するのか
それでは検索エンジンはどんなサイト、記事を上位表示してくれるのでしょうか。世界的にシェアの高いGoogle(アルファベット社)を例にとりましょう。Googleは、検索エンジンはもちろん、マップやドキュメント、スプレッドシートなど、今や生活に欠かせないツールを基本無料で提供しています。検索エンジンも含め、これだけ革新的で便利なツールを生み出す世界的な企業はいったいどこで利益を得ているのでしょうか。答えは、広告です。

広告には検索連動型広告やディスプレイ広告、動画広告などがありますが、これらで効果が出たものに課金される仕組みをとっています。この広告出稿の数が多いからこそ、Googleは世界的な企業となり、さらに革新的なサービスを開発し続けられるのです。

 

では、なぜ多くの企業や人がGoogleに広告を出稿するのか。それは、Goog1eが世界で最も利用されている検索エンジンだからです。各種利用デバイスや検索エンジンの利用率を計測しているWebサイト>「statcounter GlobalDtats」(外部サイト)によるとGoogleの利用比率は92.97%(2019年8月現在)と高い数値を出していることがわかります。

 

つまりアルファベット社は、自社の大切な収益である広告費を維持、あるいはそれ以上に増やしていくためにも、検索エンジンとしてGoogleのシェアを維持、拡大していく必要があります。Googleがユーザーに継続利用してもらうためには、検索結果で言えば、検索したユーザーにとって「ためになる記事」「正しい記事」をなるべく上位に表示する必要がある。収益を維持、拡大させるためには、検索結果においてユーザーが満足する記事を上位表示させなくてはならない、そのためのアップデート(更新)を繰り返していくというビジネスモデルが見えてくるはずです。

 

ターゲットにとってためになる情報とは?
先ほど「ユーザーにとっての有益な情報をサイトにまとめてあげられれば検索上位が取れる」とお伝えしましたが、そのユーザー(メディアで明確に定義している場合はターゲット)にとって「ためになる情報」とはいったい何なのかを説明します。

ためになる情報に必要なキーワードとしてよく挙げられるのが「専門性(Expertise)」「権威性(Authoritativeness)」「信頼性(Trustworthiness)」です。これらを英語にした際の頭文字をとってE-A-Tとも呼ばれます。これらがちりばめられているサイトや記事には多くのユーザーが集まってきます。

このE-A-Tのなかでもアフィリエイトを行ううえで特に意識しておきたいのが「専門性」です。そもそも専門性の高いサイトとして広く周知されれば、必然的に「威厳性」と「信頼性」は高まっていきます。

専門性を高めるにあたって、テーマはなるべく絞り込むこと。一方で、あまり絞り込み過ぎると(例 車のタイヤに使うネジ専門サイト・記事など)ニッチ過ぎて、そもそも検索する人の数が少なく、サイトへの集客数が少ないため、そのあたりのバランスの取り方は重要です。

さらに、ジャンルやテーマは絞り込みつつ、そこから考えられるユーザーのあらゆる課題や疑問などを解決するサイト、記事作りを心がけましょう。もし「車」のメディアにするならば、車の保険の比較や、高く売る方法などいろんな切り口で記事を作っていくことが、車を検索キーワードに情報を欲している多くの方を満足させることにつながります。必然的にページ数も多くなり、網羅性の高いサイトにもなるのです。

トレンドアフィリエイトで大量アクセスを狙う
トレンドとは、文字通り流行のことです。最近ではタピオカブームがきていましたが、こういった多くの人の注目が集まるトレンドに早く乗ることができれば、多くのアクセスを増やすことができます。直接、トレンドとなっているものをテーマにしていなくても、既存の記事やテーマとトレンドをひもづけることができれば、多くのアクセスを集められます。

デメリットもあります。流行が終わるとアクセスが急激に落ち込むことです。トレンドを追いかけるのであれば、新たなトレンドを見つけていかないと安定した収入にはなりにくいので注意してください。

1記事あたりの適切な文字数と文章構造

1記事当たりの文字数はどれくらいが適切なのでしょうか。「今の時代、あまり長い文章は読まれない」「ターゲットを満足させるなら、文字数は多いほど良い」などさまざま意見があります。

残念ながら基準になる文字数はありません。ターゲットが検索したキーワードとその意図を踏まえて、必要な情報を伝えるのに十分な量こそ適切な文字量と言えます。ただ、これでは何のヒントにもなりませんので、アフィリエイトサイトでは、目安として2,000文字~3,000文字をめざすべきと指針を決めておきたいと思います。

ターゲットが、その記事を読んで満足する、次の行動を起こすよう意識付けするにはこれくらいの文字数が必要であるというのが一つの理由。それに加えて、一般的にマインドセットを目的とした記事の相場がこれくらいの量だからという点もあります。つまり、普段読み慣れている文字量、あるいは覚悟して読み終えられる文字量の相場であるという理由です。

リードの文字数や各段落の意味
次に、文章における部分ごとの役割を説明します。

リード文は、タイトルを目当てに訪れたユーザーが安心かつ期待して、そのあとに続く本文を読んでもらうという重要な役割を担っています。よく例えられるのが映画の予告編です。予告編を目にして本編を見てみたいという方は少なくないはずです。一方で、本編が面白かったのに、予告編がつまらないというケースはあまり聞きません。このように、この先を最後まで読んでみたいと思わせるような動機付けをすることが、リード文には求められます。

もう一つ、重要な要素として、タイトルやリード、さらに言えば小見出しには検索キーワードなどを入れておくことです。それはなぜか? ひとつは検索したユーザーに、「この記事は自分が検索したキーワードのことについて説明している」と安心させるためです。もうひとつは検索エンジン対策です。タイトルやリードに検索キーワードがあれば、検索エンジンが「このキーワードについて書かれているな」と判断してくれるからです。

誰にでも分かりやすい言葉、文章で書こう

サイト全体、そして記事はわかりやすいほうが良いということに異論を唱える方はいません。しかし、わかりやすいとはいったいどんなことを実践すれば良いのでしょうか。

単純に、小学生にも伝わるようなカンタンな言葉で書いてあげることが正しいということではありません。アフィリエイトサイトは言い換えれば、何かのテーマについて掘り下げて描かれている専門雑誌のようなものです。このサイトや記事を読む方のなかには初心者も玄人もいるわけですが、玄人向けに、毎度、ルビや用語の説明が書かれていては、読みづらく、かえって全体のテーマがわかりづらくなってしまいます。

ここで重要なことは、自分のサイトや記事がどんなターゲットを想定しているか。そのターゲットが理解できない言葉が並べられた記事は読み進めたくない、一方で知っていることをくどくどと説明していては飽きられたりするということです。法律書者向けに「誰でもわかる法律のこと」なんてタイトルで、出だしから法律用語ばかりで、その用語の説明がない記事なんて理解できないですよね。

初心者から上級者まで読むもの、あるいは記事の難易度に応じて使うべき表現、説明方法が異なるものと理解しておきましょう。

まとめ

以上が「アフィリエイトで成果をあげるために意識して欲しい4つのこと」ことです。重要な部分をまとめますと以下のようになります。

(1)サイト設計はWeb上に家を建てる設計図。設計図なしではしっかりしたサイトは作れない。
(2)SEOやトレンドを意識することアクセスアップを狙おう。ユーザーにとって有益な情報をまとめ検索上位を狙おう。
(3)タイトルやリードには役割と意味がある。役割を知り、それを意識して作成する
(4)ターゲットに寄り添い、内容にあわせた分かりやすい言葉、文章で書くことでしっかりと内容を理解してもらおう。

今回あげた4点を踏まえて、しっかりと稼げるサイトを目指してみてください。