今回は、2016年にアフィリエイトで独立・法人化を果たした、アフィリエイト運営者てるもすさんに執筆いただきました。「報酬アップに欠かせない! 商品選定のコツをご紹介」についてお届けします。

目次

1万円の稼ぎ方と10万円の稼ぎ方。その違いは?

突然ですが、アフィリエイトにおいて、1万円の稼ぎ方と10万円の稼ぎ方の違いは何だと思いますか?

私は、1万円を稼ぐ能力があるアフィリエイターなら、10万円を稼ぐ能力も持ち合わせていると思っています。実は、1万円の稼ぎ方と10万円の稼ぎ方は実は変わらないのです。

ですが、毎月1万円を稼いでいるアフィリエイターが、そのまま作業量を増やすだけで、10万円を稼ぐアフィリエイターになれるわけではありません。もちろん、ある程度までは、作業量の分だけ報酬も増えていきます。

しかし、ある時から、いくら作業を行っても、報酬が増えなくなります。時間は有限だからです。

たとえば、1日10時間働いて月1万円稼いでいるのであれば、単純計算で、1日100時間働かなければ、月10万円に到達しないことになってしまいます。そんなの、不可能ですよね。

月1万円稼ぐ人が次にやることは作業量を増やすことではありません。必要なのは、効率よく稼ぐことです。つまり、「作業量は増やさずに、報酬だけ増やしていく」ことをおこなっていく必要があります。

もちろん、現時点で月10万円稼いでいる人が、100万円稼ぐために行うことも同じです。

報酬だけを増やす商品選定のコツ

では、実際に10万円を稼いでいるアフィリエイターは、作業量を増やさずに、どのように報酬だけを増やしているのでしょうか?

答えは、商品選定にあります。効率よく稼ぐには、商品選定の「精度を上げること」が重要です。いま、取り扱っている商品よりも、条件の良い商品を取り扱うことです。

条件の良い商品を見極めるために、これら4点をチェックしましょう。

1.報酬単価
2.販売数
3.知名度
4.承認率

1.報酬単価

当然のことながら、同じ数の注文が上がるのであれば、1件あたり1,000円の報酬単価の案件と、5,000円の報酬単価の案件では、5,000円の報酬単価の案件のほうを選びますよね?

報酬単価の低い案件には、比較的成果条件が低くて、成約率が高くなるような傾向があります。しかし、その中でも、広告主によって設定している報酬単価はバラバラです。同じ成果条件の案件であれば、積極的に報酬単価のよい案件の掲載に注力しましょう。

2.販売数

報酬単価が低くても、爆発的な成約数が見込める場合は、報酬単価の低い案件を掲載するのも一つの手法です。

爆発的な成約数が見込めるかを見極めるコツですが、TwitterやInstagramのようなSNSで注目を集める商品や、ニュースアプリなどでPR広告(アド広告)で宣伝されている商品などをチェックするのが主な手段です。

そのほかにも、注文が上がりやすい商品を選ぶポイントといえば、「旬」のアイテムです。たとえば、お正月のおせちは年末に需要を迎えます。4月の新生活に向けて、12月~3月には、ランドセルも注文が上がりやすいです。

季節のイベントに合わせて「特需」になる商品を狙うのもいいですね。

3.知名度

多くの商品はSNS経由やアド広告で認知度を高めることが多いですが、大手企業の場合、テレビCMなど大々的な宣伝を行うため、新商品でも知名度が高いのが特徴です。

知名度が高ければ、それだけネットで検索するユーザーが多く、何よりもすでにブランドとして信用を得ていることから、「ブランドの信用で勝手に売れてくれる」傾向にあるので、結果的に作業時間の短縮につながります。

4.承認率

最初のうちは見落としがちなポイントですが、承認率をチェックすることはかなり重要です。

平均の承認率が10%の案件を掲載している場合、10件注文が上がっても、承認されるのは1件のみです。中には、成果地点が遠く、承認率が低いにもかかわらず、報酬単価が1件当たり数万円と高いため、結果として利益になる案件もあります。

しかし、1件1,000円の案件で承認率が10%でしたらどうでしょうか? 10件注文が上がっても、1,000円しかもらえません。承認率の低さは運営するにあたってかなり重要なポイントになります。

バリューコマース アフィリエイトでは「平均承認率」として、アフィリエイター全員に承認率が開示されています。選んだカテゴリーによっては、そもそもの、承認率が低いカテゴリーもあるため、必ずしも低いから掲載すべきではないわけではありません。

ここまで上げてきた、報酬単価、販売数、知名度と比較しながら商品の選定を行いましょう。

さらなる報酬アップを! ASPと連携しよう

上記であげたような基本的な商品選定のコツをおさえ、さらに報酬アップするためにASPと連携をとって、「特別単価」の獲得を目指しましょう。

もちろん、広告主の都合や予算状況にもよるので、全てが全て単価をあげてもらえるわけではありませんが、交渉次第では、1件1,000円から5,000円に上げてもらえる可能性だってあります。

単価交渉のポイント

単価交渉のポイントについては、以下のとあるアフィリエイター失敗談をもとに、解説いたします。

「これまでに30件売りました。かなり注文は上げているので、単価を上げてください」

このように、交渉を行ったアフィリエイターは、結果として特別単価を適用してもらうことはできませんでした。「30件も注文をあげて、広告主に貢献したのにどうして?」と感じるかもしれませんが、この30件は、通常単価で取り組みを行うことを「同意」し、売上た30件だからです。

どんなに広告主に貢献しても、売上た結果に対し、単価を上げてほしいという交渉は、通りにくい傾向にあります(※)。
※一部テーブル制での報酬適用を行っている広告主がいらっしゃいます。

多くの広告主は「このアフィリエイトサイトに広告費用を2倍かけることで、獲得件数も2倍になるのであれば、特別報酬として報酬金額を2倍にします!」と考え特別報酬を付与する傾向にあります。そのため、単価交渉で伝えなければいけないのは、この先どのように獲得件数を伸ばすか、先を見据えたプランになります。

単価交渉をしてプランに沿って獲得数を伸ばしていくことができれば、アフィリエイターだけでなく、ASPの売上も伸ばせますし、広告主は新たな顧客を獲得できるので、三者間の信頼は厚くなります。

考えられる限りの「+αの行動」を伝えて、交渉を優位に進めましょう。交渉に成功すれば報酬は伸びますし、交渉に失敗したとしても損失はありません。下記を参考に、一度お問い合わせしてみてはいかがでしょうか。

【関連記事】アフィリエイトで特別報酬(特単)をもらう方法を解説!

まとめ

いかがでしたでしょうか? 最初に問いかけた、「1万円の稼ぎ方と10万円の稼ぎ方の違いは何だと思いますか?」の回答は、作業量の増加ではなく、掲載している商品を見直すことです。

ある程度の注文を上げることができるようになったら、報酬単価、販売数、知名度、承認率を見直し、商品選定をすることで、作業量は増やさずにサイトの売上を拡大することができる可能性があります。

獲得の好調な案件については、獲得増加プランを施行し、特別単価の交渉を行いましょう。現在の報酬金額が増加すれば、それだけでもサイトにとって収益増加につながります。