「読者」と「検索者」の違いとは？　それぞれの記事の書き方

「読者」と「検索者」の違いとは

読者とは、記事の読み手のことです。広い意味でとらえれば、検索者も読者に分類されます。ここで解説する読者と検索者の違いとは、「顧客、常連」と「新規、一見客」と例えると分かりやすいでしょうか。

「読者」とは、すでにあなたのサイトやブログの存在を知っていて、定期的にサイト（ブログ）にアクセスしてくれるユーザーのことです。一方、「検索者」とは、あなたのサイトやブログの存在を全く知らず、知りたい情報や気になる事柄についてキーワード検索やSNSなどで調べた結果、あなたのサイト（ブログ）にたどり着き、アクセスしてくれたユーザーのことを意味します。

アフィリエイト成功の鍵となるのは、この「検索者」をいかに増やすかです。なぜなら、検索者はなんらかの目的を持ってあなたのサイト（ブログ）に訪れているからです。目的を持ってサイト（ブログ）に訪れた検索者を満足させることができれば、その検索者は、あなたのサイト（ブログ）の読者になってくれるかもしれません。

検索者から読者への自然な流れを作ることができれば、サイト（ブログ）全体のアクセス数やPV（ページビュー）数は飛躍的に伸びるでしょう。そして、アフィリエイト収益化で重要なCV（コンバージョン）率を上げるためには、読者と検索者、それぞれの期待に応える記事の書き方、記事の作り分けが重要です。

記事構成の鉄則は「まず結論を書く」

最初に覚えておきたいアフィリエイト記事の書き方として、全ての読み手に対して共通する鉄則は、「まず結論を書く」ということです。

アフィリエイト記事の結論って何？ と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、アフィリエイト記事の結論とは、わかりやすく言い換えると「読者があなたの記事を読む目的やメリット」のことです。「この記事に何が書かれているのか」「この記事を読んだらどうなるのか」という結論を先に書くことで、読者は記事を読む目的が明確になり、最後まで読み進めやすくなるのです。

また、「PREP（プレップ）法」と呼ばれる文章構成のテクニックをご存じでしょうか。PREP（プレップ）法とは、ビジネスにおけるプレゼンの手法としても用いられることが多い文章構成で、（1）結論（POINT）（2）根拠（REASON）（3）事例（EXAMPLE）（4）結論（POINT）の順に文章をまとめることです。PREP（プレップ）法は、アフィリエイト記事の書き方でも効果的に使うことができます。（１）で結論を書き、（4）で結論を再度書くことで、読者の理解度が増し、記憶に残りやすいアフィリエイト記事になるでしょう。

「読者」向けアフィリエイト記事の書き方

ここからは、読者向けのアフィリエイト記事の書き方について、そのコツをご紹介します。読者を飽きさせず、最後まで読ませる記事を書くことが大事です。

クリックされやすいタイトルは必須

読者向けアフィリエイト記事の書き方として、クリックされやすいタイトルの付け方は重要なポイントです。タイトルは25文字～32文字とし、思わずクリックしたくなるようなタイトルを付けましょう。意外性やギャップのあるタイトル、否定型のタイトルもおすすめです。

また、数字や認知度の高い商品名・サービス名をタイトルに含めることで、より記事の内容をイメージしやすくなります。もちろんタイトルと記事の内容は一致していなければいけません。

SNS拡散を意識

ニュースやSNSで話題になっているトレンド性の情報を記事にすることで、SNS拡散を狙うのも効果的です。話題の芸能人ネタやスポーツネタ、Twitterのトレンドを意識した内容の記事もいいです。ニュースネタやトレンド情報をまとめた記事はフロー記事と呼ばれ、話題のネタをいち早く記事にまとめることで、読者に読んでもらいやすくなる記事となります。

ただし、フロー記事の効果は一時的な場合がほとんどです。アフィリエイト成果につなげるというよりは、読者に楽しんでもらう、読者を飽きさせないためのコンテンツとして記事を書くようにしましょう。

リード文で読者をひきつける

サイト（ブログ）の読者が全員、ひとつひとつの記事を真剣には読んでくれるとは限りません。ほとんどの読者は、ざっと目を通すだけの流し読みで記事を読んでいきます。そこで重要なのが、リード文です。

リード文とは、記事の冒頭の文章のこと。この記事に何が書かれているのか、記事の概要をまとめた文章のことです。リード文でこの記事がいかに面白いか、いかに役に立つかを伝えることができれば、最後まで読んでくれる読者は自然と増えるでしょう。

「検索者」向けアフィリエイト記事の書き方

続いて、検索者向けのアフィリエイト記事の書き方についてです。検索者のアクセスをどれくらい増やせるかがアフィリエイト成功の鍵を握ると言っても過言ではありません。検索者向けアフィリエイト記事の書き方、そのコツをご紹介します。

悩み解決のためのコンテンツ

検索者は、なんらかの目的を持ってキーワード検索をし、あなたのサイト（ブログ）にアクセスしますが、その目的は「悩み」であることが非常に多いです。「シミやシワが目立つ…（シミ 原因）（シワ 改善）」「最近薄毛になってきて不安…（薄毛 治療）（薄毛 シャンプー）」といったように、検索者の悩みが検索キーワードとしてあらわれるため、その検索結果として上位掲載されている記事のなかから目的にあったお悩み解決記事を探すのです。

検索者のアクセスを増やすためには、悩みを持った検索者の検索キーワードを想像し、そのキーワードを使ってSEOを意識したアフィリエイト記事を書きましょう。検索者の悩みを解決する情報や商品、サービスの提案ができれば、アフィリエイト成果につながりやすくなり、CV（コンバージョン）率が上がります。

検索者が知りたい情報を120％提供

悩みを抱えた検索者が知りたい情報は、実は1つではありません。つまり「最近薄毛になってきて不安…。」という悩みを抱えた検索者が知りたい情報は、薄毛の治療法やシャンプーだけではないということです。

薄毛という悩みを抱えた検索者は、薄毛の原因についても知りたいし、薄毛をごまかすためのヘアスタイルも知りたい、薄毛にいい食べ物があるなら知りたい…など、悩みを解決するためにできるだけ多くの情報を知りたいと思っています。

そこで、検索者向けのアフィリエイト記事を書くときは、検索者が知りたい情報をできるだけ多く提供する書き方が重要です。例えばキーワードを「薄毛 シャンプー」として選定した場合、多くのアフィリエイターは薄毛にいいシャンプーに関する情報を記事にまとめますが、実はそれだけでは不十分です。

本当に読まれるアフィリエイト記事の書き方としては、そこからさらにプラスαを加えた120％の情報提供が必要であり、それがアフィリエイト成功の秘訣ともいえるのです。

ユーザーが欲しい情報は探しやすく

検索者は、なんらかの目的を持ってあなたのサイト（ブログ）にアクセスします。そこで重要なのが、ユーザーの離脱を防ぐということです。やたらと文字数だけ多くて読みづらい記事、情報が探しにくい記事だと、せっかく内容が充実した記事であっても読む気になりません。

必要とする情報がひと目でパッとわかりやすい記事の書き方、工夫も必要です。まずは「見出し」の設定をしましょう。そして「見出し」ごとにどんな情報が書かれているのかが分かりやすいように、「見出しタイトル」も必要です。見出しタイトルにキーワードを入れるとSEO対策としても効果的です。

さらに、目次をつけるといいでしょう。目次によって記事全体の構成がひと目でわかり、検索者は自分が本当に必要な情報だけを飛ばし読みすることも可能です。最終的に、検索者が記事の内容や提案に満足してくれれば、自然とアフィリエイト成果につながりやすくなります。

まとめ

読者と検索者の違い、それぞれに向けたアフィリエイト記事の書き方について解説してきました。いかがでしたか？ 読者と検索者の違いを正しく理解し、それぞれの期待に応えるアフィリエイト記事の書き方、作り分けがなぜ重要なのか、おわかりいただけたかと思います。アフィリエイト成功の秘訣として、ぜひ参考にしてくださいね。