今回は、アフィリエイト歴4年、月額報酬25万円以上を出す、アフィリエイト運営者よしさんに執筆いただきました。ここでは「収益記事の見つけ方」の内容を踏まえ、「収益記事の検索キーワードをチェックする方法と、新規キーワード選定方法」をお届けします。

目次

「Google Search Console」で、検索キーワードを把握

収益記事の見つけ方」では、収益記事のリファラーを確認し、収益に貢献している記事を把握する方法をご紹介しました。

アフィリエイトの収益記事はSEOで上位表示されている可能性が高く、Google対策という目線では、そこに勝ち筋が隠れている可能性があります。ですので、収益のメインとなっている記事が、どんな検索キーワードでGoogleなどの検索エンジンで上位表示されているかを分析しにいきます。

「Google Search Console」の使い方

「Google Search Console」はブログやWebサイトを運営している方には定番の、自分のサイトの検索結果状況を確認し分析することができるツールです。これを使って収益記事に流入する検索キーワードを把握します。

手順
1.「Google Search Console」を開く
2.検索パフォーマンスに進む
3.収益記事のURLで絞り込みをする
4.表示する指標を追加する
5.収益記事の分析をする

1.「Google Search Console」を開く

Google Search Console」(外部リンク)を開きます。

2.検索パフォーマンスに進む

「Google Search Console」管理画面に進んだら、以下のとおり「検索パフォーマンス」に進みます。

3.収益記事のURLで絞り込みをする

以下の図の赤枠の「+」マークを押して「ページ」を選びます。

URLに収益記事のURLを入力して「適用」を押します。

4.表示する指標を追加する

初期設定では「合計クリック数」と「合計表示回数」のみが表示されていますが、以下赤枠の「平均クリック率」「平均掲載順位」を押すことでこれらの数字を確認することができますのでクリックします。

5.収益記事の分析をする

ここまで進むと、収益記事のクエリごとのパフォーマンスを確認して分析することができます。

この分析で見るポイントは、どのキーワードで掲載順位が高く表示回数が多いかということ。掲載順位が上位であり表示回数が多いクエリが分析によって分かれば、それと同様のクエリを狙って記事を作成して上位表示を狙うことで収益チャンスを増やすことができるからです。

しかも、すでに同様のキーワードでどのような記事が上位表示されるか分かっているわけですから、基本的な記事の構成は既存の収益記事をベースにして作っていけば勝率は高くなるはずです。成功事例を横展開したり、成功事例からの派生を狙うのがアフィリエイトの定石。まずは成功事例の横展開という視点から記事を増やしていきましょう。

「Google キーワードプランナー」で、新規キーワード選定

次に、「Google キーワードプランナー」を使用します。「Google Search Console」は自身のサイトにどのようなキーワードで来たか、そのキーワードで何位だったか、が分かるのに対し、「Google キーワードプランナー」では、特定の検索キーワードが月間どれだけ検索にかけられているかだったり、特定の検索キーワードに類似する、関連するキーワードは何か、などを把握することができます。

「Google キーワードプランナー」と「Google Search Console」の一番の違いは、表示される指標が自身のサイトのみの数字か、Google検索全体の数字かということです。

「Google キーワードプランナー」の使い方

「Google キーワードプランナー」は、広告代理店など広告運用を行っている方にとっては定番のキーワード分析ツールです。Google広告のアカウントを作ると利用することができます。これを使って収益記事に流入する検索キーワードに近いキーワードを探しにいきます。

手順
1.「Google キーワードプランナー」を開く
2.キーワードを検索に進む
3.収益記事のメインのキーワードを入力する
4.収益記事のキーワードに関連するキーワードを確認して分析する

1.「Google キーワードプランナー」を開く

Google キーワードプランナー」(外部リンク)を開きます。

2.キーワードを検索に進む

「新しいキーワードを見つける」に進みます。

3.収益記事のメインのキーワードを入力する

「Google Search Console」で調べたメインのキーワードを入力します。ここでは例として「レノボ 学割」のキーワードを調べます。

4.収益記事のキーワードに関連するキーワードを確認して分析する

収益キーワードに関連するキーワードが表示されますので、ここからヒントを得ていきます。

キーワード確認時のポイント

キーワード確認時のポイントは、検索ボリュームがあり現在の記事の応用で取りに行けそうなキーワードがあるかということと、収益記事の周辺にあるキーワードが何かを把握することです。以下について具体的に見ていきます。

・既存の記事の応用で取りにいけるキーワードを探す
・収益記事の周辺のキーワードを探す

既存の記事の応用で取りにいけるキーワードを探す

以下は先ほど例で挙げた「レノボ 学割」でキーワード分析をかけた際の「Google キーワードプランナー」の画面です。「Lenovo 学割」「thinkpad 学割」がキーワード候補として上がっているのを確認できると思います。

これを見て、検索ボリュームが上位にあるキーワードでSEO上位を狙いにいくのが定石ですが、「レノボ 学割」で既に上位表示されているようであれば、「Lenovo 学割」はすでにカバーできる可能性が高いです。ですので、「Google Search Console」で再度確認して「Lenovo 学割」をカバーできていないようであれば記事を追加しにいきます。

その下にある「ThinkPad 学割」は「レノボ 学割」の上位表示記事とは別の記事を作ってカバーした方がキーワードとの相性はよさそうなので記事を追加しにいきます。作成する記事は現時点で収益の上がっている「レノボ 学割」の記事をベースに中身を構成していきます。そうすることで、このキーワードを検索したユーザーも獲得できるチャンスができ収益拡大を期待することができます。

収益記事の周辺のキーワードを探す

特定のキーワードで自身のサイトを上位表示したい場合、キーワードに関連する有用な記事がサイト内に多ければ多いほどGoogleに評価され、上位表示されやすい傾向にあります。

そのため、購買に近いキーワードはもちろんのこと、一見収益からは遠いキーワード(たとえば既購入者向けのヘルプのようなもの)であっても、それに対応する記事を作っていくことがアフィリエイトSEOのポイントです。そのキーワードについては「Google キーワードプランナー」の関連性のあるキーワードから見つけていきます。

すでに「レアジョブ」関連のキーワードで上位表示されてきているもののもっと強化していきたいという状況だったとします。以下は「レアジョブ」でキーワード分析をかけた際の「Google」の画面です。「レアジョブ 英会話」「レアジョブ 評判」など、アフィリエイト定番のキーワードが候補として上がっているのを確認できると思います。

そして、そこからさらに深く見ていくと「レアジョブ ipad」や「レアジョブ 進め方」、「レアジョブ フリートーク」など細かいキーワードが出てきます。これらのキーワードに対応する記事を作っていきます。

もちろんメジャーなキーワードではないのでこの記事の流入は少ないです。一方で、少ないからこそ、そのキーワードを狙いに行く人が少ないので競合が少なく、丁寧に記事を作れば当該検索クエリからの流入を見込むことができます。

また、特定の悩みや疑問に回答するようなヘルプ系の記事で、かゆいところに手が届く内容であれば外部からリンクを貼ってもらえる可能性も高くなります。それらは結果的にサイト全体のSEOに貢献しますのでぜひ試してみてください。

まとめ

収益記事の見つけ方」にくわえ、さらに記事作成の方針に応用する手段を「Google Search Console」「Google キーワードプランナー」の使い方とともにご紹介してきました。

キャプチャを使って説明していますので、ぜひ実践いただけますと幸いです。