アフィリエイトの運用にも慣れてきて、ちょっとずつ報酬をあげられるようになったアフィリエイト中級者のみなさん! もう一段階の収益拡大につまずいていませんか? その原因は商材選択やサイトのデザインではなく、広告の掲載位置が関係しているかもしれません。今回は、広告の掲載位置を工夫することでクリック数を上げより成約につながるコンテンツ作りについてお話しします。

目次

掲載位置を見直して、クリック数アップ

みなさんは、より多くのクリックを集め、ユーザーの購買意欲を高めるようなアフィリエイトリンク掲載の工夫を行っていますか? アフィリエイトリンクは、「サイト上部に露出すれば効果がある」わけではありません。成約数(収益)を増加させるためには、「ユーザーが一番購買意欲の高まっている場所」にアフィリエイトリンクを置くことが重要です。では、ユーザーの購買意欲が高まる場所をどのように分析し把握すべきか、今回はご説明します。

【分析方法】

まず、下記表を確認してください。キーワードと購買意欲の高さの関係値、それによるおすすめのリンク掲載位置について記載があります。

  キーワード例 おすすめリンク掲載位置
購買意欲高い 商標系キーワード(商品名・ブランド名)
×
価格・お得・クーポン
導入文周辺・冒頭部分に掲載
購買意欲低い 悩み系キーワード・情報系キーワード
×
比較・ランキング
内容の説明記事後などに掲載

購買意欲の高いキーワードには、商標のキーワードがあげられます。「ほしいものや気になっているものが決まってるユーザーが検索をかけるキーワードである」というポイントから、その商品を購入するすべがないかを探している可能性が高いといえるからです。つまり、そのキーワードから流入し、かつお得なクーポンなんかも合わせてご紹介ができた場合、記事の内容を最後まで読まなくても購入する可能性が高いといえます。そのためリンクの掲載位置としては導入文周辺・冒頭部分がおすすめになるのです。

逆に、購買意欲の低いキーワードには、悩み系キーワードがあげられます。「これから知りたいことがあり、記事を読んで解決してから購入を検討したいユーザーが検索をかけるキーワードである」ため、悩みに対し、納得できる内容を与えないと購買にはつながりません。ニキビを改善したくて流入するユーザーはニキビを改善できそうな商品を購入したいのです。そのため文章の冒頭に広告があることより、最後までニキビが治る理由を説得し、説得を十分に行ったあとに、リンクを掲載し、購買を促すことが重要です。

購買意欲に関するキーワード例をもとに、自分の狙っているキーワードと実際にSEOで上位にあがってきているキーワードを把握し、購入に近いキーワードから集客できているのか、そうでないキーワードからの集客が多いのか、サーチコンソールを活用するなどして確認し、リンクの掲載位置を工夫してみてください。

テキスト広告とバナー広告どっちがおすすめ?

リンク掲載について、もう一つ悩んでしまうのが、どの広告を掲載するかですよね。バリューコマース アフィリエイトではバナー広告よりもテキスト広告のほうがクリックが出ていると統計が取れており、理由としては、テキスト広告のほうが本文となじみやすいため広告感が出ないところが要因であると考えられています。もちろんバナー広告も使い方によって効果的な面があります! ここでは、テキスト広告とバナー広告のメリット・デメリットをまとめました。

  テキスト広告 バナー広告
メリット ・広告感(売り込み要素)を感じさせない掲載が行える
・文章中に自然に織り交ぜられる
・サイト内のサイドバナーなど空き枠を活用できる。
・バナー一つでお得な情報を提供できる
デメリット ・訴求などの文言はすべて自分で記入する必要がある。
・ほかの文章に紛れてしまう可能性がある
・広告感(売り込み要素)が強く掲載位置の工夫が必要である
・ユーザーが記事を読むうえで邪魔になる

ちなみに、広告の掲載量としては、テキスト広告は文章に自然に織り交ぜられるため、文脈にあっていれば多くても問題ないという意見が多数ですが、バナー広告の場合は、売り込み要素が強くなればなるほど、信用が落ち、成約につながりにくくなる可能性があるため基本的には一記事あたり二つくらいまでがおすすめです(※)。
※サービスの比較記事などの場合には、バナーを多用しても問題ないこともあります。

【関連記事】テキストからバナーまで! 自由に選べる広告の種類

成約率がアップする訴求文句とは?

ここまで、サイトの集客キーワードを分析し広告の掲載位置の説明、掲載の効果の高い広告のタイプについてお話してきましたが、最後にバナー広告の前後もしくはテキスト広告のテキスト内容におすすめの訴求文言について説明していきます。クリック率を上げる訴求文言とは、言い換えれば、「ユーザーにとってクリックしたくなる文言」です。クリックしたくなる文言について以下例をご参照ください。

クリックしたくなる文言に言い換えよう!

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購入はユーザーにとって、成約のハードルを下げるような文言が効果的であることがわかると思います。些細なことですが、このように、リンクの文言を意識したことによって、広告のクリック率が上がったという例もあるようです。

関連記事を設けて成約の取りこぼしを減らそう!

ここまでの記事を読んで、かなり工夫できる場所のイメージがついたのではないでしょうか? ここまで来たら最後のもう一工夫を行うだけです。

もっと知りたい! 成約まであと一歩のユーザー思考

・類似商品との価格比較は?
・ほかにもいい商品があるのではないか?
・商品は自分に合っているのだろうか?
・実際に使ってみたほかの人の口コミも知りたい! もっと知りたい!

上記に記載した内容は、成約しそうでしなかったあなたのサイトの離脱ユーザーの思考だと考えてもいいでしょう。あなたの訴求内容が不十分に感じたのか、成約まであと一歩だったユーザーの思考です。ほかのサイトで悩みを解消しそこで成約してしまったかもしれません。では、そういったユーザーの取りこぼしのために、どのような工夫ができるでしょうか?

バリューコマース アフィリエイトとしては、関連記事を作成することをおすすめしています。関連記事も作成し、記事を離脱してもあくまで自分のサイト内で解決してもらうことが重要であると考えています。作成した関連記事は、記事同士誘導をかけて、ユーザーにとって回遊を行いやすい状態にセットしておきましょう。

まとめ

ユーザーにとって最適な情報を提供し、より多くのクリックが成約につなげられるよう工夫してみましょう。リンクの掲載位置の変更と広告リンクのテキスト内容を変更するだけで、あなたのサイトの収益はアップするかもしれません。ぜひともお試しいただき、自分のサイトのユーザーに合った掲載方法で運営してください!