かん吉さんに執筆いただいた「アフィリエイトブログを収益化(マネタイズ)する方法」について、お届けします。

目次

1.アフィリエイトで成果を得やすい記事の種類
2.バナー広告とテキスト広告
3.最初は広告を掲載しない戦略
4.毎日の生活を収益化する
5.法律違反に注意

前回の記事「アフィリエイトブログで成果を出す記事の作り方」では、以下をお伝えしました。
・読みやすい記事の書き方
・タイトル、小見出し、画像でページを見やすく
・ネタ集めの秘訣と整理方法

今回は、「アフィリエイトブログを収益化(マネタイズ)する方法」をご紹介します。まずはブログにアフィリエイト広告を掲載してみましょう。ただし、やみくもにすべての記事に広告を掲載すると、逆に読者に嫌われることもあります。収益化する記事と、そうでない記事とのメリハリをつけましょう。

読者数も、収益化(マネタイズ)していくためには大事なポイントです。読者がいないブログにアフィリエイト広告を掲載しても報酬は発生しません。最初はアフィリエイト広告を掲載せずに、読者数の増加に集中したほうが、結果的に多くの報酬に結びつくこともあります。

読者を惹きつける記事のネタは、毎日の生活の中にあります。自分で購入したお気に入りの商品をブログで紹介すれば、説得力があります。紹介する際には、著作権や薬機法などに十分注意するようにしましょう。

1.アフィリエイトで成果を得やすい記事の種類

バナー広告をブログのサイドバーに並べても、クリックされることはほとんどないでしょう。記事全体で商品やサービスを紹介して、アフィリエイト広告経由で広告主のサイトへ送客すると成果につながりやすくなります。

すべての記事に無理やりアフィリエイト広告を設置する必要はありません。広告は基本的に嫌われる存在です。テレビの録画を見る時、多くの人がコマーシャルを早送りするのと同じです。収益化する記事と、そうでない記事をしっかり分けて、メリハリをつけましょう。

アフィリエイトで成果を得やすい記事の形は限られています。読者に有益な情報を与えて、そのまま商品購入へ結びつけられる記事です。下記の3種類の記事は、成果につながりやすいと言えます。

(1)レビュー記事
おすすめの商品やサービスについて、特徴や利点、使用感などを実体験とともに紹介する記事です。自分が気に入っている商品の紹介は熱が入るため、購入に結びつきやすいです。読者の代わりに使ってみて、その感想を記事にする感じです。

(2)比較記事
各メーカーの最新タブレットをスペックごとにくわしく比較した記事は、タブレットを買おうとしている人にとって、有益な情報になります。読者の代わりにくわしく調べてあげるのです。

(3)ノウハウ記事
生活や仕事上で起きたトラブルを解決したら、その方法をノウハウ記事にまとめて公開してみましょう。同じようなトラブルに遭う人は必ずいます。読者の代わりに問題を解決するイメージです。

ポイントは、手間暇をかけて「読者の代わりにやってあげる」ことです。面倒なことだからこそ、しっかり行って記事にまとめると、読者にとって有益な記事になります。

2.バナー広告とテキスト広告

アフィリエイト広告の種類はさまざまですが、見え方は大きく「画像」と「テキスト」に分けられます。バナー広告はサイズが大きく目立つのですが、広告色が強いです。テキスト広告は、コンテンツの中に溶け込むので、クリックされやすい傾向にあります。
【参考】テキストからバナーまで! 自由に選べる広告の種類

商品を紹介する場合、商品の写真と商品名のテキスト広告を並べて表示すると、クリックされやすいです。手前味噌ですが、私が運営する「カエレバ」(外部リンク)を利用すると、簡単に作れます。

信用を積み重ねていくには、時間が必要です。地道に長くブログを運営していくこと自体が信用につながります。そして、明確な方向性を持って続けると、効率よく信用を集めることができます。なんでも手を出してしまうと、パワーが分散されてしまいます。

出典:「ゼロから学べるブログ運営×集客×マネタイズ 人気ブロガー養成講座|菅家伸」

3.最初は広告を掲載しない戦略

アフィリエイトリンクが入っているブログ記事を、SNSやブログでシェアしてあげたいと思うでしょうか? アフィリエイトリンクを設置すると、他人から紹介されにくくなるのです。読者が少ない段階で、シェアされないのは致命的です。

インターネットは無料文化です。「嫌儲(※)」という言葉があるように、他人をもうけさせることを嫌がる人は多いです。大手企業ですら、収益化の前にユーザー数を徹底的に増やします。
※嫌儲(けんちょ)とはインターネットにおいて、金儲けが絡む活動や宣伝を嫌うことを表した言葉です。

収益化を始めるのは、読者数の伸びが鈍くなってくるタイミングがベストでしょう。たとえば、1年間収益化を我慢して読者数が10倍になれば、収益化を開始すると、過去10ヵ月分を1ヵ月で取り戻し、その後も毎月多くの収入を得ることができます。

ブログを開始した直後の、少額の収益のためにブログの成長を鈍らせるのではなく、まずは読者の増加にエネルギーを注ぎ込んだほうが、発展性があるのではないかと私は考えます。

出典:「ゼロから学べるブログ運営×集客×マネタイズ 人気ブロガー養成講座|菅家伸」

4.毎日の生活を収益化する

生活の中で得たネタをブログに書くことで収益化ができれば、「生活することで生活する」という、永久機関のようなビジネスができあがります。「本当にそんなことできるのか? 」と思うかもしれませんが、実現しているケースはあります。

「藤原家の毎日家ごはん」(外部リンク)というブログをご存じでしょうか? 毎日の食事の様子をポストしている人気ブログです。書籍化もされていて、レシピ本は累計120万部だそうです(2018年12月時点)。

ブログからの収益だけでなく、講演、テレビ出演による収入もあるはずです。このブログは、「毎日の生活を収益化」する究極な形です。楽しい生活をすればするほど、藤原家は収入が増えるという、理想的なビジネスモデルです。

実際に購入した商品を、ブログで紹介すると収益化しやすいです。生の声は読者の興味を引きつけます。量販店で売っている商品ならば、楽天やアマゾンを通して紹介できます。楽天は報酬率が1%、アマゾンは5%くらいです。よって、楽天経由なら100個、アマゾン経由なら20個売れれば、元が取れてしまうのです。

糸井重里氏の著書「インターネット的(PHP研究所)」に「消費のクリエイティブ」という言葉が出てきます。お金の使い方にはセンスがあり、人の魅力につながると述べています。いい商品に囲まれた人生は、いいものになるはずです。

自分の魅力・信用・ブランドが向上して、商品が売れて収益が増えれば、ブロガーも商品のメーカーも得をするWin-Winです。消費のしかたは人の魅力の一部なのです。

5.法律違反に注意

意識していなくても、気がつかないうちに法律違反をしている場合があります。連絡フォームは、必ず設置しておきましょう。違反があっても、すぐに対応すれば問題は収まることがほとんどです。本人に連絡が取れないと、サーバー管理会社などに連絡がいき、アカウント削除といった最悪の結末となる可能性もあります。

よくあるブログ関連の法律違反

(1)著作権
他人のブログから文章や画像をコピーして使用するのは絶対にやめましょう。元記事のブログがパクリの事実を公開すれば、多くの人の元へ情報が届き、ブログの信用は一気に落ちてしまいます。

(2)薬機法
医薬品でないのに、薬のような効果があると紹介してしまうと、薬機法に違反します。たとえば、健康食品を「一日3粒で痩せます」、化粧水なのに「お肌のシミが消えます」とは、紹介できません。薬事チェックツール「薬事表現チェックツール」(外部リンク)でチェックしてみましょう。

(3)景品表示法
実物よりもいいものと誤解させる表現はNGです。根拠のないランキングを公開して、ライバル企業の順位を不当に下げたり、二重価格をつけてお得だと誤解させてはいけません。

(4)名誉毀損、プライバシー侵害
他人の社会的評価を不当におとしめるような行為は、名誉毀損罪となります。特定の人の悪口をネット上に書き続けるような行為は、絶対にやめましょう。他人の私生活の様子を許可なく公開することは、プライバシー侵害にあたります。

まとめ

ブログアフィリエイトの方法について、3編にわたり説明させていただきました。裏技やその場限りの小手先のテクニックに頼ったブログは続きません。読者にとって有益だったり、楽しい記事をポストし続けていく「ブログの王道」を進むのが、一番の近道です。読者に信頼されるブログをじっくり育てて、みなさんの人生の支えとなるなることを願っています。

プロフィール 菅家 伸(かん吉)

デジタルハリウッドSTUDIO静岡講師。日本アフィリエイト協議会理事。

「わかったブログ」(外部リンク)「カエレバ」(外部リンク)を運営。趣味のマラソンはベスト3:01’04。著書の「ゼロから学べるブログ運営×集客×マネタイズ 人気ブロガー養成講座」は、重版が続いている。