アフィリエイトで成果をあげるには、ユーザーにサイトを訪問してもらうことが不可欠です。訪問してもらう方法としては、「検索エンジンで上位表示させる」「SNSで発信する」「リスティング広告をだす」などがあります。ここでは、検索エンジンで上位表示させるための「SEO(※)を意識した記事の書き方」について、9項目でご説明いたします。
※「Search Engine Optimization」の略で、検索エンジン最適化を意味します。SEO対策とは、Google・Yahoo!などの検索結果に上位表示させるための施策のことです。

目次

1.「記事タイトル(title)」を設定する
2.「ディスクリプション(description)」を設定する
3.「見出しタグ」を設定する
4.「URL」をパーマリンクで設定する
5.「本文」をセットする
6.「シェアのしやすさ」を意識する
7.「表示速度」を意識する
8.「サイトマップ(sitemap.xml)」を設定する
9.「レスポンシブ対応」をする
10.まとめ

1.「記事タイトル(title)」を設定する

検索エンジンで上位表示させるための記事を作成するには、Googleから評価されやすい「記事タイトル(title)」を設定する必要があります。「記事タイトル(title)」は、ユーザーが最初にサイトを訪問するか否かを判断する要素にもなるのでとても重要です。

※以下は、WordPressプレスの管理画面キャプチャです。

「記事タイトル(title)」を設定する際には、以下を実践しましょう。

(1)各ページに固有のタイトルをつける
サイトのページごとに固有のタイトルをつけることで、ページごとの違いを Google が認識しやすくします。

(2)検索結果で表示される適切な文字数にする
長すぎると、検索結果上で後半が省略され「…」と表示されてしまいます。ユーザーにとって役に立たない極端に長いタイトルは避けましょう。

(3)簡潔でわかりやすいタイトルにする
Googleは、ユーザーが読んだ際にわかりやすいものを評価する傾向にあります。盛り込むキーワードも簡潔でわかりやすいものにしましょう

【出典】
検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド - Search Console ヘルプ│Google(とユーザー)がコンテンツを理解できるようにする(外部リンク)

2.「ディスクリプション(description)」を設定する

「ディスクリプション(description)」とは、記事の内容を簡潔に表す文章のことです。記事内には表示されず、Google・Yahoo!など検索エンジンの検索結果画面に表示されます。

「ディスクリプション(description)」は、Googleクローラーがどんな記事、サイトなのかを判断する際の指標1つにも使われています。「ディスクリプション(description)」は、該当ページの内容がわかるように設定するのが効果的です。

3.「見出しタグ」を設定する

「見出しタグ」とは、「h1」「h2」「h3」などです。これは本でいうと、目次に記載される大見出しや小見出しにあたります。「見出しタグ」はh1から順番に、キーワードの重要度を示しています。重要なキーワードはh1で書くようにしましょう。

4.「URL」をパーマリンクで設定する

WordPressを使用している場合、「URL」をパーマリンクで設定できます。パーマリンクとは、記事ごとに設定される個別のURLのことです。

【パーマリンク】https://トップレベルドメイン/カテゴリー名/記事(英数字)
【パーマリンク例】https://www.valuecommerce.ne.jp/stepup/seo_writing

「URL」をパーマリンクで設定する際には、以下を意識しましょう。

(1)短くシンプルにする
(2)URLを見ただけで、記事の内容を想像できるものにする
(3)サイトの構造を考え、解析がしやすいものにする

パーマリンクにキーワードを入れることも、SEOに有効かつ後々解析する際に役立ちます。たとえば、旅行に関する記事を書く場合には、カテゴリー名に「/travel/」を入れます。

【出典】
シンプルな URL 構造を維持する - Search Console ヘルプ(外部リンク)

【参考】
Googleアナリティクスを活用する! 見るべきチェック項目はこれ

5.「本文」をセットする

「本文」をセットする際には、以下をおさえるのが重要です。

■記事の内容
見出しと一致した内容のコンテンツであること

■記事の書き方
目次や画像があるなど、ユーザーがわかりやすい工夫がされていること

必要に応じて、以下を実践してみましょう。

(1)見出しタグや強調タグを使う(重要なキーワード)
(2)画像はaltタグに関連したテキストを書き、ファイルは英字で保存
(3)外部リンクは「rel=”nofollow”」を使い、別タブを開く
(4)内部リンクはアンカーテキストを使う

たとえば、「ここをクリック」というHTMLがある場合、「ここをクリック」という部分がアンカーテキストです。リンク先のURLをページに直接貼り付けず、上位表示させたいキーワードをアンカーテキストとして選びましょう。

【出典】
検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド - Search Console ヘルプ│コンテンツを最適化する(外部リンク)

【参考】
SEOで有利になる! 内部リンクの最適化、効果的な貼り方、注意点

6. 「シェアのしやすさ」を意識する

Twitter、Facebook、はてブなどで多くシェアされることは、SEOに対してもポジティブな影響をもたらします。「シェアのしやすさ」を意識し、SNSボタンを設置するのも有効です。

WordPressを使用している場合、TwitterやFacebookなどのOGP設定をしましょう。OGPは「OpenGraph Protocol」の略です。シェア数を伸ばすためには重要な設定となるため、しっかりと設定しておきましょう。ちなみに、Twitterはツイートそのものが被リンクになるのではなく、ツイッターのまとめサイトが被リンクを発生させているため、SEOに有効とされています。

7.「表示速度」を意識する

サイトの「表示速度」は速いほうがいいにこしたことはありません。遅いと、表示される前にユーザーが離脱してしまうからです。「表示速度」は、Googleアナリティクスで確認ができます。「表示速度」を改善するためには、以下方法が有効的です。

(1)必要のないファイルを減らし、HTTPリクエストの回数を減らす
(2)ブラウザキャッシュを使用可能にする
(3)画像を最適化する(使用枚数の削減、サイズの縮小、画像の圧縮など)

またWordPressを使用している場合、プラグインを入れすぎると、「表示速度」を遅くするだけじゃなく、他のプラグインとの摩擦も生じる可能性がありますので注意しましょう。

8. 「サイトマップ(sitemap.xml)」を設定する

「サイトマップ(sitemap.xml)」とは、サイト内にあるページ構成を一目でわかるようにした目次のような案内のことです。

サイトマップはSEO対策に欠かせない存在です。ここでいうサイトマップは2つの意味があります。

(1)サイト内のサイトマップ表示
Googleクローラーがサイトの内容を把握できるようにします。

(2)Search Consoleにあるサイトマップ送信機能
サイトマップを積極的に送信することでクローラーを呼びこみます。Search Consoleへの登録とサイトマップ送信のためのプラグインが必要です。

サイトマップの設定方法は、検索エンジンで、「サイトマップ 作成」「サイトマップ 設定」などのワードで探すことができます。

9. 「レスポンシブ対応」をする

Googleによる「PCサイトではなくスマホサイト(モバイルサイト)をページ評価の基準とする施策」である、モバイルファーストインデックスが注目されています。「PCサイトにあるページが、スマホサイトでみるとない…」ということはありませんか? もしそうだったら、「レスポンシブ対応」をして、スマホサイトでも最適な表示がされるようにしましょう。

「レスポンシブ対応」はSEOにとっても不可欠なので、まだ対策していない方はいますぐ対応することをおすすします。

【出典】
検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド - Search Console ヘルプ│サイトをモバイル フレンドリーにする(外部リンク)

10.まとめ

SEOを意識した記事を掲載する際には、以下9項目をおさえることが効果的です。

1.「記事タイトル(title)」を設定する
2.「ディスクリプション(description)」を設定する
3.「見出しタグ」を設定する
4.「URL」をパーマリンクで設定する
5.「本文」をセットする
6.「シェアのしやすさ」を意識する
7.「表示速度」を意識する
8.「サイトマップ(sitemap.xml)」を設定する
9.「レスポンシブ対応」をする

「ユーザーに対し、何を訴求するのか」ということを整理したうえで、「どんなキーワードを盛りこんで記事をつくっていくか」ということをまず決めていきましょう。慣れないうちは、いきなり9項目すべてをおさえることは難しいかもしれません。その場合には、「記事タイトル(title)」「ディスクリプション(description)」「見出しタグ」に関連するキーワードを盛り込むところからはじめてみてください。